今回は、京都の東山七条の麓のお寺 智積院庭園を鑑賞しました。
庭園だけでなく、襖絵を鑑賞しました。
もちろん、一番の目的のお庭の風景をそれぞれの楽しみ方で
堪能しました。
見えない人・見えにくい人から頂いた感想は
・歩ける庭でなくても、解説を聞いてイメージが出来ました。
それに、庭に向かって縁側で座っていると雰囲気が良く時間がたつのも忘れました。
・三十三間堂の広さにもビックリしました。
庭園鑑賞は、空間を楽しむだけでなく、時間も楽しむことができるのですね。
金地院庭園の鑑賞会を行いました。
金地院は、南禅寺の塔頭の一つです。江戸時代に金地院崇伝により移築されました。
方丈は重文指定されており小堀遠州の作庭です。
方丈は鶴亀の庭と言われ枯山水の庭です。
枯山水の庭の鑑賞は一般には、見る庭という印象が強いと思われます。
今回は、目が不自由な方々とそこを楽しんでみました。
金地院は、明智門をくぐって東照宮をお参りした後に鶴亀の庭というルートで回ります。
鶴亀の庭では、ガイドがどんな風に見えるか波の文様は季節はご住職によって描かれる文様が異なるなど解説を行いました。
だんだんと冷え込む冬の京都で長居が出来ずに少し残念でした、というのも、見えなくても、庭に向かって佇み、じっくりと空間を味わいたかったという感想がありました。
その感想に一同、改めて庭は見るだけでなく感じる場だと思った一日でした。
寒いなか来て頂いた皆様、ありがとうございました。
また、今回残念ながら参加できなかった方、次回楽しみにしております。ご一緒しましょうね。
平安神宮神苑に再度行って来ました。
今回は、前回(11月12日)に惜しくも参加できなかった方と
少人数でゆっくりと散策してきました。
朝、9時半に平安神宮に集合しました。12月の平安神宮はピンとした冬の空気に包まれていました。
少し前まで秋だと思っていましたのに、神苑は、すっかり冬の雰囲気を装っていました。
京都の冬は、人にやさしいものではありませんが、冬には冬の楽しみがあります。
わずかに咲いた黄色く薄い花びらの小さな花は、ロウバイ(蝋梅)という花でした。微かに柔らかい香がします。花の大きさは大人の親指よりは小ささです。花びらは蝋のように透けていますが厚みはあります。この花を見ると冬なんだと実感いたします。
他には、はっきりした黄色い花を咲かせたツワブキと出会いました。これは、秋に咲く花です。秋の面影を感じる事が出来るものでした。
土の道は、市街では感じる事の少ない歩く感覚と土の香りを感じる事ができました。神苑内に流れる水は、自然の小川のリズムを感じます。
右の写真は、ガイドが見えない人に神苑内の位置を説明している様子です。
現在地、周囲の様子、風景を説明しています。その説明に手作りの触れる地図を使用して説明しています。
庭園の説明は、できるだけわかりやすく説明しているつもりですが、試行錯誤です。これからも一同がんばりますので温かく見ていただけると幸いです。
目の状態は、それぞれ異なります。見える、見えない、見えにくいそれぞれの感覚で、今回もゆっくり神苑を鑑賞する事が出来ました。
ゆっくりと味わう贅沢な時間を味わいました。
この後、お昼にそば屋で「けいらん蕎麦」というたまごとじ蕎麦を堪能しながら庭談義に花を咲かせました。
平安神宮神苑にて、見えない人、見えにくい人との庭園鑑賞会を行いました。
本日も素晴らしい秋晴れで庭園日和です。
初めての人も参加!!
終日、よく見て、よく聞いて、よく触れて、た~っぷり感じた日でした。
ガイドは、庭をよく知る人(日本庭園について学んだ人たち)や、専門家の仲間が務めてくれました。
庭園鑑賞の後は、みんなでお昼に行きました。「だる満」さんでお蕎麦をいただきました。
わたしは、「あげ餅そば」。甘めの出汁が庭を歩いた疲れをより心地よいものにしてくれました。
お昼を食べながら、庭談義に花をさかせました。
みなさん、また行きましょうね~。ありがとうございました。